2016年10月10日月曜日

レンタルサイクル~社会実験やってるようです~

千代田区、中央区、港区、新宿区、江東区でレンタルサイクル(シェアサイクリング、コミュニティサイクル)の社会実験をやっています。いくつかの地方都市でもやっているようですね。
何年か前からやっているようですが、最近になって知りました。

5区のどこの会員でも相互利用できます。新宿区は最近(2016/10~)になって相互利用に加わったようです。
基本1回150円/30分+超過100円/30分の1回会員、または2000円/月で最初の30分の基本料金が無料の月額会員があります。1日乗り放題で1500円コースもあります。
電動自転車なので都内の坂道も楽々。ポート数も合計180あり、増設していっているようです。
通勤駅からオフィスまで使うもよし、レジャーで都内を乗り回すのもよしという感じです。


会員登録
  • ・必要なものはスマホ、メアド、クレジットカードです。おサイフケータイまたは交通系ICカードもあると便利ですが必須ではありません。
  • ・まずはどこの区でもよいので会員になります。トップページの検索画面のデフォルトがその区になるので、比較的よく使う区を選んでおけばよいです。
  • ・次にクレジットカードを登録します。スイカ精算は出来ないようなので、会員登録せずにスイカでチャリンは今のところ出来ません。
  • ・おサイフケータイ(またはスイカなど)の登録は必要な人だけ登録すればok。


自転車検索(予約)
  • ・スマホのページで使いたいポートの自転車番号を一つ選ぶと20分間有効のパスコードが登録したメアドに届きます。
  • ・間違えた時や、やっぱりやめたという時はスマホからキャンセルしてください。
  • ・実は予約しなくても使えるんですが最初は予約して使っていました。


貸出
  • ・予約した自転車の「スタートボタン」を押すとパスコード入力を促されるので、メアドに届いたパスコードを入力すれば開錠されます。
  • ・おサイフケータイ(またはスイカなど)を登録しておけば、パスコード入力の代わりにタッチで大丈夫です。
  • ・おサイフケータイ(またはスイカなど)登録があれば予約なしにいきなり自転車にタッチでもok。これが一番楽なパターン。


返却
  • ・いずれかのポートに自転車を戻します。
  • ・施錠をして「エンターボタン」を押すと返却になります。
  • ・(注!!)施錠しただけでは返却になりません。
  • 施錠&「エンターボタン」押した後、自転車のテンキーの上の返却メッセージまたはメアドに届く返却完了メールで返却完了の確認をして下さい。
  • 忘れた時は24時間のサービスデスクに電話すると処理してもらえます。

感想
使わなければ1円もかからないので、最初は試しに1回会員になって使っていました。
通勤駅からオフィスまで乗ってみたのですが結構使えます。
通勤駅のポートはほぼ常時自転車が置いてあるのですが、オフィスの近くのポートは夜遅くなると減ってくる傾向がありました。
実証実験中なので自転車の偏在具合や適性台数は調査の段階なのかもしれません。
また定期代も浮きそうなことがわかってきたので、月額会員に変更して定期の一部を払い戻してしまいました。

休みの日に車で都心まで行って路駐(合法の場所)して、自転車を乗り継いで都心をまわってみました。
最初のポートは小さなホテルだったのですが残台数が0だったので、隣のポートまで5分ほど歩いてスタートです。
あらかじめスマホで確認しておけばよかったのですが、ちょっと油断していました。(最近は自転車が0のポートがdにならないようにトラックで運んで調整しているようです。)

30分以内なら追加料金ないので、いくつかのポートを乗り継ぐ方針で都心をまわってみました。
慣れていないとポートを探すのに手間取るので、実質的には20分走ってポートを探しての繰り返しで、目的なく乗り継ぐのにはむいていないかもしれません。まあ行きたいところまで走って、追加料金払えばいいだけなんですけどね。
繁華街のポートは残自転車が少ないところもありましたが、返却する人も多くいるので大丈夫でした。

ドコモの技術を使っているようですが、ドコモ以外のスマホでも使えます。
たまに返却ポートが満杯になっていることがありますが、ポートの電波が届く範囲に邪魔にならないように置いておけば返却可能です。
貸出と返却のポートは別でも大丈夫(乗捨てok)なので使い勝手はよいですね。
ちなみに万が一途中でバッテリーが切れても少しだけ重い(?)自転車として走行は可能です。

渋谷や目黒は民間のレンタル自転車業者が既にあるためか、区としてのレンタルはしていないようです。世田谷区、渋谷区、目黒区、品川区あたりが加わってくれるともっと魅力的なサービスになるかな、とも思うのですが。

ますますクルマが売れなくなってしまうか、都心の渋滞や放置自転車の解消につながるかは、まだまだわかりませんが、個人的には、実験に終わらず、この料金、このサービスレベルで続けてくれるとよいかと思っています。