2017年4月19日水曜日

スモールライトのLED化


スモールライト(通称、イカリング、エンジェルアイ(Angel eyes))が淡黄色で少々古く見えるのでスッキリと白くしたいと思っていましたが、今更感たっぷりですがやっと実現できました。Carly for BMWを使ってデイライト化していることもあり、できれば早めに白くしたいと思っていました。










情報収集には少し時間がかかりましたが、交換作業は30分もかからずできました。もう一度やることになっても10分もあればできそうです。基本的には家の白熱電球をLED電球に替えるのと同じ感覚(?)です。



①バルブ(電球)の種類

まず白いバルブを購入する必要がありますが、どれを選んでよいか迷います。クルマ用の電球は大きく分けて3種類。ハロゲン、HID(キセノン)、LEDがあります。
















ハロゲン

は淡黄色のバルブ。家の室内等としては電球色と呼ばれて落ち着いて高級感のある色ですが、何故か車のバルブとしては古臭く見えます。

HID

(High Intensity Discharged lamp、高輝度放電装置)は白い光で、おそらく3種類の中で最も明るいということですが、高電圧、熱の処理を考慮する必要があり、素人レベルの私には手に余りそうなのでやめました。
車の場合、電球の中に入っているガスがキセノンなのでキセノンランプとよばれ、一般的にはナトリウムが入るとナトリウムランプ、水銀が入ると水銀灯となります。また、別名ディスチャージランプと呼ばれることもあるそうです。

LED

も白い光で、HIDは超えられませんが明るいです。取扱いが楽そうなので今回はこちらにしました。




②バルブの規格

家の電球にはE26とかE17,E12などのソケットの大きさの規格がありますが、クルマの電球にも同様にH1,H3,H4,H8...などがありますが、X1(E84)はH8でした。
















③キャンセラー

ハロゲンに比べてLEDは電圧が低くて済むのですが、クルマ側で電球切れと判断されてエンジン始動時にフラッシング(警告)が起きるので、たいていのLEDバルブ商品は警告キャンセラー付きで売っています。それでもまれに始動時のフラッシングが発生するケースがあるので、始動時の数秒は気にしないか、どうしても何とかしたい場合はコーディング(Carly for BMW など)で対処することになるかと思います。

















④色温度(K=ケルビン)

2000Kとか5000Kとか6500Kとかありますが、数字が小さい方が黄色く、数字の大きい方が白、もっと行くと青白いようです。選択するのが難しいので、白かったという口コミがあればよしとしようと思います。

















⑤交換部品用意

ここまで調べたところで、ネットで評判の良さそうなものを探してオーダーしてみました。ちなみにブランド製品であっても、良い評判と悪い評判があるので、あまりブランド名は気にしない私は、評判を確認しつつ、この製品にしてみました。ブランドものの方は価格が万を超えるのですが、こちらは半分以下くらいの値段でしょうか。正直にいうと、単なる電球ですので、規格を間違えなければつくはずなので、お好みで評判良さそうなものを探してみてください。



あと、80W商品で出火(?)したとか言うコメントを見かけたので20Wにしました。元のハロゲンバルブのワット数が35Wだったなので、せめてこれは超えない方がよいのかな、と思います。ちなみに品番 1580011212 で検索すると車種別で見つかりますが実は同じ品物が出てきます。H8規格バルブを使ってる車種(E81,E90,E91...)は多いようで品番が同じなので商品はどうも同じものみたいです。商品が届いて確認したところ、どこにもE84の文字はありませんでした。あくまで規格という点ではH8規格。




⑥交換作業

1.フタをあける→2.電球をぬく→3.電源からぬく→4.電源を接続する→5.電球を固定する→6.フタをしめる、という順番になります。特別な工具は不要でした。













1.↑↑↑まずボンネットをあけて、ライトの裏あたりを探すと、針金状のワイヤーフック(黄色枠)でフタ(赤丸枠)が固定されているのが見つかるはずです。ワイヤーフックを手でずらして、プラスチック製のフタ(10cm四方くらい)を外します。














2.↑↑↑イカリング(スモールランプ)のハロゲンバルブを車体から外します。写真の赤丸枠の部分を、黄色矢印のように反時計回りに90度回転(6時の方向⇒3時の方向)させ、引っ張ると古いハロゲン電球が抜けます。













3.↑↑↑古いハロゲン電球の電源のソケットを抜きます。ツメで2か所固定してあるので、優しく外します。折らないように注意。













4.↑↑↑新しいLED電球のソケットを差し込む(黄色枠内)と、カチッと2か所のツメにはまります。キャンセラーが入っているので総延長はかなり長くなります。














5.↑↑↑外すときとは逆に、バルブを車体に差し込んだあと90度時計回りに回すと固定されます。写真は電源ソケットが遊んでしまって少し見にくいですが、赤丸枠の黒いシマシマパーツが新しいLEDバルブです。黄色矢印のように90度まわして固定します。

6.最後にキャンセラー部分、ソケット部分を空きスペースに押し込んで、フタをして、ワイヤーフックで固定して終わりです。



⑦完成

特にフラッシングすることもなく、きれいな白色のイカリングになりました。寂しくなるような暗さを心配していたのですが、全然問題なく十分な明るさでした。デイライト化してずっとつけていたせいか、交換前のハロゲン電球を見てみると黒くススが着いていたので、もうすぐ寿命だったかもしれません。LEDの入っていた箱にしまって、万が一の場合のパーツとして保管しておくことにしました。

















0 件のコメント: