2016年1月3日日曜日

日本の福袋、世界の福袋

     

福袋について。

お正月は福袋の季節です。

福袋は販売価格の何倍もの定価の商品が入っていて大人気です。

ご多聞にもれず我が妻もコートが欲しくて福袋を買いたいそうです。



ちなみに、一年前の年末年始には京都旅行に行っており、

60年に一度の大雪にあったおかげで車が動けなくなり、

福袋のタイミングを逃してしまいました。その後、一年に

わたり福袋が買えなかったことを悔やんでいました。



福袋商法については経済学では説明がついていないらしいです。

また日本だけの現象で海外にはあまりないそうです。

では、日本では何故こんなに盛り上がっているのでしょう。

お店側、消費者側の双方にメリットがないと、

福袋という販売方法は継続していかないのは確かです。



消費者にとっては、定価(通常価格)比較で何分の一かの

値段で買えるメリットがあるものの、自分で好きな商品を選べない、

それから長時間並ばなければいけない、というデメリットがあります。

買った後、中身をみても、メリット、デメリットの比較で満足感が

あるから、毎年人気があるんでしょうね。



お店にとっては、広告効果、在庫処分、来店によって

落としてくれるお金などののメリットがあるのでしょうね。

とは言っても、あまり人気のないものばかりを入れると、

来年から買ってもらえなくなるかもしれません。

確かに私だって聞いたことのないお店の福袋を買うことはしません。



ここまで書いていて、結局はデーパトのブランドの価値で

売る商法なのではないかと思ってきました。

マーケティング理論では、ブランドとは「私に対して悪いことはしないだろう」、

「これまで100回、彼・彼女は私に良いことをしてくれたので、

101回目も良いことをしてくれるだろう」ということらしいです。



もう一つ、海外でなぜ成り立たないのか。

「中身のわからないものを買うのはギャンブル」

「何時間も並ぶのは嫌」ということみたいだけど、

一度買ってその後、使用済みでも返品可能みたいな売り方をしている

アメリカなどでは、そもそも馴染まないのかもしれません。

お店側、消費者側の双方向で信頼関係のある日本は良い国ですね。



話は戻りますが妻は並ぶのが嫌だったみたいで、

三越と松坂屋のネットで福袋を買おうとしていましたが、

結局混雑でアクセスできず売り切れてしまったみたいです。

きっとデパートとしても、追加でお金を落としてくれる

実店舗販売のお客さんを優先したんでしょうか。


私は必要なものを必要な時に買う主義なので、福袋はあまり興味ありません。